自信

長所を自信にするために必要なこと

 

自分の長所ってなんだろう

 

 

「1分間で自分の長所をできる限り多く書き出してください」

 

 

頭が真っ白になる。

シャーペンを握ったまま固まる。

一方、周りの手は止まらない。

 

「何でも大丈夫ですよ」

 

教室に冷たく響く声。

固まった僕に向けてだろうか。

仕方ないから手を動かす。

 

真面目。

努力家。

 

字に力が入らない。

苦しまぎれに書き殴った。

 

本当に長所?

それ自分で言っちゃう?

自問自答をくり返す。

でも他に長所なんて見当たらない。

 

 

「いくつ挙がりましたか?」

 

 

不快にも思える響きだった。

びくびくしながら数を言う。

 

クラスで一番少ないのは僕だった。

 

一方、10個以上書き出した人がいた。

自信あるなあ、と遠目に見る。

 

人は人、自分は自分。

知ってるよ。

でもどこか情けなくなる。

 

きっと自分が好きなんだろう。

そうしてみんなにも愛されて。

やっぱり羨ましいなあ。

 

 

 

これは昔、僕が学校でやったワーク。

 

 

「1分間で自分の長所をできる限り多く書き出してください」

 

 

あなたはいくつ挙がるだろうか?

 

 

苦しいと思う。

僕もきつかった。

 

長所がない人なんていない。

褒められたことがない人もいない。

気づいていないだけ。

忘れてしまっているだけだ。

 

もっとすごい人がいる。

自分なんて、と思い込んでいる。

 

 

あなたが自信が持てない大きな原因は、

自分のことを正しく理解していないから。

 

 

今はぼんやりしているかもしれない。

ゆっくりやっていけばいい。

僕はその手助けをしたい。

 

 

長所が自信につながる瞬間

 

長所が自信につながる瞬間は3つある。

 

長所を自覚した時。

長所を活用した時。

長所が承認された時。

 

経験上この3パターンだ。

同時の場合もある。

 

自覚すれば活用できる。

活用すれば承認される。

承認されて自覚が強くなる。

 

 

これは自信の正のサイクルの1つ。

 

自覚→活用→承認→自覚のサイクル。

 

ポイントは無理しないこと。

 

小さいところから回してほしい。

 

 

 

長所を自覚して自信にする

 

そもそも長所に気づいていない場合が多い。

自分で気づくパターン、

他人から言われて気づくパターンがある。

 

自信がない場合なかなか気づけない。

他人と関わりが薄くなるため、

自分で気づくしかない。

だが、それも難しい。

 

僕が自分の長所に気づいたきっかけは、

ストレングスファインダーだった。

 

強みを見つけるツールは他にもあるが、

中でも強烈に心を動かされたものだ。

 

こちらのテストを受けることで、

全34項目ある資質の上位5位までを知れる。

 

テスト自体は1時間程度を要する。

その分精度が高く結果に納得できる。

そして、解説が非常に豊富である。

 

『ストレングファインダー+資質名』で検索をかける。

すると、解説サイトがいくつか出てくる。

 

僕が特にオススメするサイトは、

やぎぺーさんが運営しているサイトだ。

ぜひとも目を通してほしい。

 

ストレングスファインダーとは何か?受けるメリットや活かし方をプロが解説する

自分コンパス | 自分探しをおしまいにするための、自己理解メディア

 

なお、書籍は新品で買う必要がある。

中古ではテストが受けられないためだ。

テストを受けることに価値がある。

 

また、上位5つの資質だけではなく、

課金することで全順位を見ることができる。

こちらは余裕がある方のみで構わない。

 

 

 

僕は以前教員を目指していた。

自分の能力の低さや不甲斐なさを感じては、

本当に向いてないなと悩んでいた。

 

そこでストレングスファインダーに出会う。

結果を見て、僕は思わずうなった。

 

 

1.共感性

2.学習欲

3.ポジティブ

4.成長促進

5.回復志向

 

 

人の成長を喜べること。

人の痛みを深く理解できること。

それを何とかしたいと思うこと。

そのために努力できること。

 

 

自分の歩んだ道がつながる瞬間だった。

これらは確かに自分の資質だった。

教える仕事をしても良いと自覚できた。

この結果には励まされた。

 

偽善じゃなくて好きでやっている。

それを自覚できた点も大きい。

 

人のためというと堅苦しいけれど、

僕がやりたいようにやればいいとわかった。

自分のためがいつか人のためになればいいと思えた。

 

 

長所を活用して自信にする

 

資質には良い面・悪い面の二面性がある。

自信がない人は悪い面を切り取りやすい。

あなたの解釈は歪んではいないだろうか。

 

短所だと思い込んでいたこと。

それが長所に変わる瞬間がある。

自覚した瞬間は本当に嬉しい。

 

たとえば、共感性。

僕は共感しすぎることで常に消耗していた。

良くも悪くも人に影響を受けすぎていた。

 

人の痛みがわかりすぎるから、

相手に踏み込むことができない。

行動まで時間がかかりすぎる。

人から嫌われることを恐れる。

 

社会で成功しづらい資質に見える。

恋愛面でも苦労する。

いい人で終わる可能性が非常に高いからだ。

 

だが、相手を深く理解できる資質でもある。

相手の痛みを呑み込んだ上で、

相手のために踏み込める。

そこまで到達できれば長所になる。

 

 

長所のヒントになった書籍がある。

 

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

 

たしかに君は繊細だ。

だけど、世の中にはもっと繊細な人がいる。

君はもっと繊細になれるし、ならないといけない。

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

 

 

著者が救われた言葉に僕も救われた。

繊細さは社会を生き抜く上で厄介だ。

 

だが、それを活用することができれば、

繊細な自分を好きになれる。

 

 

このブログも繊細な自分にしか書けない。

だから読んでくれている人がいる。

勇気をもらえたと言ってくれる人がいる。

 

それは活用から承認の段階にあたる。

やっぱり嬉しくなる。

自信がもてるようになった。

 

 

だったらもう生かすしかないじゃないか。

人生かけてでもやるしかない。

僕はこれからも自分のために、

誰かのために記事を書き続ける。

 

 

こうして僕は資質を長所にした。

他の資質も同様にして長所にしている。

 

 

長所をナンパに生かし自信にする

 

自覚→活用→承認→自覚のサイクル。

このサイクルを生み出すことで自信になる。

ナンパを例にとってみる。

 

ルックス、ノリ、勢い。

それらは結果を残す上で必要だ。

だが、それらが全てではない。

頼りすぎると止まる時期がくる。

 

自分の長所を活用して関係を築く。

それが最も自信になる。

界隈で結果を残している人は、

自分の強みを知った上で活用している。

 

 

僕が伝えたいのは、

結果と同じくらい過程も大事ということ。

 

 

たとえば、金や酒、社会的地位に頼る人がいる。

使えるものは何でも使った方がいい。

その意見はもっともだし、結果主義でも構わない。

特に最初は、結果がそのまま自信になる。

 

ただ、物に頼らずにゲットする過程は必要になる。

長所を活用して結果を出すこと。

それは大きな自信につながる。

そして相手からの承認がさらに自信になる。

そこで培われた自信は長く残る。

 

僕はどこまで共感を引き出せるか。

そんな小さいところからサイクルを回した。

 

ナンパの良い面は、活用と承認が同時にくること。

自信の面でもリターンは大きい。

 

僕は街のイケメンや陽キャラを見ると、

どんなに努力しても敵わない壁を感じた。

だが、今は落ち込むこともなくなった。

ルックスやノリでは敵わないけど、

同じ土俵で戦う必要がなくなったからだ。

 

 

相手が自分の何に価値を感じているか。

もし、長期的関係を築きたいなら知っておくべきだ。

 

 

たとえば、金や色で落としたとすれば、

それらは使い続けなければならない。

長期的関係では負荷がかかる場合がある。

一般的には、金や時間は貴重なリソースだ。

 

複数の価値を提供できていれば、

どれかをなくしても問題ないかもしれない。

価値は多ければ多いほどいいし、

相手にとって希少であればあるほどいい。

価値のかけ合わせで代替不可の存在になる。

 

 

ナンパする側、される側。

どちらも代替可能な存在になりやすい。

それは多くの人と出会う代償でもある。

 

相手にとって代替不可の存在。

そして、お互いにとって代替不可の存在。

そんな関係を築けたらと思う。

 

 

長所を生かせる世界

 

 

「あなたは自分の長所を知っていますか?」

 

「強みを生かせていますか?」

 

それを即答できる頃には、

もう問題なくなっているはずだ。

 

 

自覚、活用、承認。

 

あなたは今どの段階にいるだろうか。

 

まずは自分を知ることから。

 

そして、活用していく。

 

いずれ認められる日はくる。

 

僕もまだまだ先は長い。

 

ゆっくりと自信を育てていきたい。

 

 

 

 

「1分間で自分の長所をできる限り多く書き出してください」

 

もう大丈夫。

 

自信を持って書き出せる。

 

そんな日が必ず来る。

 

 

一人一人が長所を自覚し、活用できる。

 

それをそれぞれが認め合える場所。

 

そんな小さな世界が少しでも広がることを心から願っている。

 

感想

 

 

ABOUT ME
なっち
恋愛、仕事、お金、人間関係、低身長、いじめ、劣等感、コミュニケーション、社会不適合、あらゆるコンプレックスと向き合う過程で自分が本当に欲しかったものは自信であることに気づく。 20代後半。身長150台。夜職経験あり。 コンプレックスだらけだった自分がストリートナンパをきっかけに人生を切り開く。 人生を賭けて自信を追求中。