ナンパを起点に理想の人生を追求する

美女と過ごした二日間の追憶(後編)-彼女の世界と一期一会-

この記事は10分で読めます

 

美女と過ごした二日間の追憶。完結です。

前編

美女と過ごした二日間の追憶(前編)-強いマインドを持つということ-

中編

美女と過ごした二日間の追憶(中編)-ナンパにおける色の考察と僕の答え-

 

路上パフォーマンスにて

 

 

ダイニングバーを出るとすっかり日は落ちていた。

 

これから2軒目を探すのも少し違う。

 

なっち「昨日会ったところに戻ってみない?」

ひかり「ええよ」

 

あっさりOK。

 

声をかけた場所に戻ってきた。

昨日僕に声をかけられたシチュエーションを真似してきた。

すぐにからかってくる。

可愛い奴だな、なんて思いながら言い返す。

 

ひかりはダンスの路上パフォーマンスが気になるらしい。

しばらく一緒に見ることにした。

 

するとひかりがいきなりパフォーマーにジェスチャーし出す。

笑顔でいろんな要求をする。

 

それもごく自然にだ。

純粋に楽しんでいるのが伝わってくる。

嫌味がない。

 

世界は彼女を中心に回っているのではないか?

そう思えるような振る舞いだ。

 

例えるなら、ナンパしようと思ってナンパしていないのだ。

 

それが当たり前。

自分がそうしたいから声をかけてるだけ。

周りの目は全く気にしていない。

相手のことも全く気にしていない。

 

そんな領域にいる。

 

かなわないなって思った。

 

『自分が楽しんでいるか』

 

それはナンパにおいて。

人生において。

今この瞬間において。

いつだって大切にしていたい問いだ。

 

自分が楽しいから相手が楽しい。

相手が楽しいから自分が楽しい。

これは循環する。

だが、最初に来るのは自分だと思っている。

 

ナンパだって楽しもうって気持ちが大事だ。

反省なんか後ですればいい。

 

やらなきゃ。成功イメージを持たなきゃ。ああ、また失敗だ。

そんなことを考えていたらどんどん表情は固くなる。地蔵する。

 

ちょっと笑わせてこようか。

新しいアプローチ試してみたいな。

アホみたいなオープナー使ってやろうかな。

今日はあえて普段いかない層にいってみようかな。

どんな反応するだろうな。

 

ワクワクしながら遊び心を持ってやる。

楽しみながらやる中でチャンスを掴む。

 

そうしてナンパを通じていろんな経験をする中で成長していく。

 

 

この子といるといろんな気付きがある。

価値観をもぶっ壊してくれる。

 

パフォーマンスが終わった後もひかりは積極的に絡みにいく。

 

いつの間にかふざけ合っている。

仲良くなるのが異様に早い。

 

パフォーマー「彼氏さんですか?」

な「違います」

パフォーマー「もしかして弟さんですか?」

ひ「そう!弟!」

な「全然違います」

ひ「ウケる笑」

 

僕の方が全然歳上だ。

もう君が笑ってくれるなら何でもいい。

 

ハイスペ外国人との出会い

 

そんな彼女が今度はナンパ勝負しようと言い出す。

 

頭がおかしい。

その容姿でコミュ力最強。もはやチートだ。

 

完全に彼女のペースだった。

ちょっと目を離すと彼女はもういない。

 

外国人に絡みに行ってもう肩を組んで歩いていた。

すかさず自分も混ざる。

もうヤケだった。

 

旅行者3人で飲んでいると言う。

 

路上で乾杯した。

 

 

彼らは飲ませるのが上手い。

 

僕とひかりはいつの間にか酔っ払っていた。

 

1人の外国人がひかりに熱心に絡んでいる。

経歴もコミュ力も一流。ハイスペだった。

 

そんな彼が勝負をしかけてきた。

 

ハイスペ「君たちはどういう関係なんだい」

な「友達です」

ハ「そうなんだ。ちょっと彼女と2人で話してきてもいいかい?」

な「ひかり、大丈夫?」

 

彼女に耳打ちする。

 

ひ「うん。ちょっと行ってくるね」

な「ちゃんと帰ってこいよ」

 

僕に止める権利はない。

それに戻ってきてくれると信じたかった。

 

戻って来なかったらもうそれまでだ。

気を紛らわしたかった。

 

近くにいた若者を巻き込んで飲んだ。

音楽をかけて踊った。

いつまにか人数が増えていた。

 

路上でそんなことをやっていた。

外から見れば異質な集団。

 

だが、アホになれる方が人生は楽しい。

 

2人の結末

 

しばらくすると彼女とハイスペが戻ってきた。

 

ひかりは少し疲れた表情をしていた。

 

な「遅かったな。大丈夫?」

ひ「うん」

な「元気ないやん」

ひ「ちょっと疲れた」

 

ハイスペも彼女の横に座る。

手を繋いでアプローチしている。

距離が近い。

 

彼女が僕に耳打ちをする。

 

ひ「やっぱ嫌や。助けて」

な「お前が招いた種だろ。自分でなんとかしろ」

ひ「お願い」

な「反省した?」

ひ「した」

な「これ飲んだら行くぞ」

ひ「うん」

 

何か思いつめた表情をしたかと思えば。

 

 

 

「ねえ」

 

「私も好きだよ」

 

「付き合おっか」

 

 

突然言われた言葉に思考が追いつかない。

 

な「マジで言ってる?」

ひ「うん」

な「さっきまでそっけなかったじゃん」

ひ「うん」

な「立場逆転やな」

ひ「くやしい」

 

 

一息入れて。

 

 

な「俺も好きだよ。よろしくな」

 

 

ひ「うん!」

 

 

ようやく笑顔になった。

 

こうして僕たちは付き合うことになった。

 

 

 

ハイスペと何をしていたか聞くと、熱烈なアプローチを受けていたと言う。

 

「最近彼女が亡くなったんだ」

「君が死んだ彼女に似ていたんだ」

「少しだけ僕に時間をくれないか」

 

映画のワンシーンのような口説き文句。

シンプルにすごい。

僕には真似できない。

 

なんとか戻って来れて良かったと言う。

 

この外国人にはっきりと伝えた。

 

な「俺ら今付き合うことになりました。あなたのおかげです。ありがとう」

 

皮肉と感謝を込めて。

 

少し険しい表情をしていたが、おめでとうと言ってくれた。

 

綺麗に去りたかった。

みんなにお酒奢って握手を交わした。

そしてその場を後にした。

 

そんな出会いにも感謝だ。

もう会うことはないだろうが、あの場にいた全員にお礼を言いたい。

 

 

いつのまにか日付が変わっていた。

 

な「今日も終電なくなっちゃたね」

ひ「せやね」

 

お互い酔っ払いながらホテルin。二泊目。

 

シャワーも浴びずに彼女を押し倒した。

 

そこからは記憶がない。

 

 

 

二日酔いにうなされながら起床すると彼女が横にいる。

 

だけど昨日とは違う。

 

コンディションは最悪だったが、心は満たされていた。

 

もっと愛したい。

もっと愛されたい。

 

そんな気持ちだった。

 

彼女の「好きだよ」と言う言葉。

 

これほど破壊力があるものはなかった。

 

 

彼女と過ごす世界

 

後日、僕たちは改めてデートした。

 

「早く来てね」とLINEで僕を急かしてくる。

 

時間が空いて少し緊張する。

 

この信号を渡ったら待ち合わせ場所だ。

 

な「あぶね」

 

突然、後ろから足を引っ掛けられる。

 

 

よろけた先にいたのは彼女だった。

 

にやにやしながらイタズラ心満載で登場。

 

会った瞬間からもう楽しい。

そんなテンションでデートが進む。

 

ちょっとした緊張は一瞬でほぐされた。

 

日本人は人見知りが多い。

自分以上に相手も緊張している。

 

声かけ、電話、アポの時はどうだろう。

自分のことで精一杯になっていないだろうか。

相手はもっと緊張しているかもしれない。

 

だからこそ自分からユーモアを入れて相手の緊張を解いてあげる。

そうして自分で場を作る。

リードしてあげる。

そこまで配慮ができる人は素敵だ。

 

最初はできなくても仕方ない。

僕も油断するとすぐに忘れてしまう。

だけど慣れてきたら、楽しませるぐらいの余裕は欲しい。

 

もっと言えば相手の深層心理を常に考える意識は持ちたい。

 

『今、自分に何ができるのか』

それをもっと追求したい。

 

彼女の行動1つから学ぶことはいっぱいある。

 

きっと彼女は天然でやってる。天才だ。

 

一緒にいて心から楽しい。

 

彼女と過ごすそんな世界が好きだ。

 

ナンパへの向き合い方

 

理想とも言える彼女ができた。

 

では、ナンパはもう辞めるのか?

 

答えはノーだ。

 

僕にはまだナンパでやり残したことがたくさんある。

 

彼女にとって理想の男であること。

 

100%言い切れる自信はまだない。

 

僕はまだまだ弱い。

 

ナンパによっていろんなチャレンジができるようになった。

人生の可能性が大きく広がった。

その過程で本当に自分がやりたいことが見つかった。

可能性はまだまだ広がり続けている。

 

僕はナンパの価値をもっと伝えたい。

そして背中を見せなければならない人がいる。

引退するには早すぎる。

 

世間的には不誠実に映るだろう。

ナンパをするために合理化してるのだろうと。

 

きっとそうなんだろう。

だが、どれだけ周りからそう思われても譲れないものがある。

 

ナンパが原因で大切なものを失くすこともあるかもしれない。

 

それでも後悔はしない。

自分で決めたことだから。

自分の人生に責任をもつ。

このままでは終われない。

 

ナンパを続けることは明かさない。

ほとんどの女性にとって理解される世界ではないからだ。

今回は隠し通すと決めた。

 

『嘘も突き通せば相手のためになる』

昔、ホストの先輩が言った言葉を思い出した。

 

ナンパは続ける。

その上で彼女を誰よりも大切にする。

そう誓った。

 

彼女と出会えて本当に良かった。

 

僕は幸せだ。

 

 

 

 

幸せだった。

 

彼女のもう一つの世界

 

偶然、彼女のネット上でのハンドルネームを知った。

 

その名前で検索してみた。

 

彼女にはもう一つの世界があることを知った。

 

そこには彼女の情報が膨大にあった。

 

別に普段の彼女と何ら変わらない。

 

気軽に見ていた。

 

だが、途中で違和感を感じるようになる。

 

世の中知らない方がいいことはたくさんある。

あえて詮索しない選択もできる。

僕だってそうしたかった。

 

詮索するつもりはなかった。

誰でも隠しておきたい秘密の1つや2つある。

それを無理に知ろうとしても、2人の未来が良くなることは絶対にない。

 

たとえば勝手にスマフォを見たり、今何してるかを常に把握したり。

それは彼女のことを全く信用していない人がすることだ。

もっと言えば、自信の無さの表れ他ならない。

 

だが、ただ検索すれば知ることができる。

 

そんな状況下で誰が手を止められるだろうか。

 

違和感は知ることをさらに加速させた。

 

 

情報を繋ぎ合わせて1つの事実が判明した。

 

 

他に男がいる。

 

その絆は僕よりもずっとずっと深い。

 

そしてそれは疑いの余地がないということ

 

 

心臓が押し潰されそうな気分だった。

 

呼吸が浅くなる。

息が苦しい。

何も考えたくない。

 

 

知りたくなかった。

 

 

知らなければよかった。

 

 

この日、僕は高熱を出した。

病が精神に付随するという話は本当らしい。

 

寝ればきっといくらか回復する。

だけど全然眠れなかった。

余計なことばかり考えて精神は疲弊していた。

 

僕はブログを書くことにした。

 

この気持ちを誰かにぶつけたかったのかもしれない。

 

彼女と出会えたこと自体が幸せだった。

 

それを自覚したかったのかもしれない。

 

朦朧とする意識の中で、彼女と出会った時のことを丁寧に思い出した。

 

思い出をなぞりながら必死に書き起こした。

 

ぼんやりと明るくなる空が見えた。

 

気づけば朝になっていた。

 

書き終えた瞬間、僕は泥のように眠った。

 

そうしてできたのが『美女と過ごした二日間の追憶』という記事だ。

 

僕の葛藤

 

彼女のもう一つの世界。

 

事実を知ってからも僕は見るのを辞めなかった。

辞めれなかった。

 

もしかしたら僕の勘違いかもしれない。

祈るように何度も何度も確かめた。

 

だけどその度に現実は僕の心をエグる。

紛れもなく黒だった。

 

痛くて痛くてどうしようもない。

 

それでも手は止まらない。

痛みはただただ増すばかり。

 

現実は残酷だ。

 

今回ばかりはキツかった。

 

彼女と会って全部話そうと思った。

 

そして自分の気持ちに決着をつける。

 

後悔しないために。

 

そうしてアポを入れた。

 

 

会っている時の彼女はやっぱり素敵だった。

 

他に男がいるなんて知らなければ最高の彼女だ。

それを再確認したところで、さらに胸を締め付けられる。

 

このまま楽しいければそれでいいのではないか。

 

自分の気持ちをぶつけるべきかどうか。

ギリギリまで葛藤した。

 

第一、僕だってナンパを続けているじゃないか。

一切文句は言えない。

お互い様なんだ。

 

僕には僕のナンパの世界がある。

彼女には彼女の世界がある。

 

お互い見せなければそれでいいじゃないか。

わざわざ踏み入って関係を壊す必要なんてないじゃないか。

 

彼女だってそんなの望んでいないはずだ。

 

 

 

 

僕は彼女に何も言わなかった。

 

 

 

言えなかった。

 

 

 

本来、出会うことはなかった2人の人生。

あの日僕が声をかけた瞬間、接点を持った。

 

僕の知らない世界と君の知らない世界。

それらは交わることはなかった。

 

だけど僕と君はまだ確かに繋がっている。

 

偽りの愛かもしれない。

でもそれでいい。

遊ばれていたとしてもいい。

 

いろいろ差し引いても彼女とは会う価値がある。

 

同時に僕と会ってくれるということ。

それは彼女も僕と会う価値を感じているということだ。

 

付き合ってるかどうかなんてもうどうでもいい。

 

心を繋ぎ止められるものは約束なんかじゃない。

 

そうやって何度も自分に言い聞かせた。

 

 

わかってる。

 

僕はもうひかりを彼女として見ることはできない。

 

大丈夫。

 

もう大丈夫。

 

 

 

 

だけど本当はとても悲しい。

 

一期一会

 

 

ここは東京。

 

出会いが星の数ほどある街。

 

その場限りの人。

長く関係が続く人。

 

会いたくとももう会えない人。

会いたいと言われても会えない人。

 

僕らには思うより時間が無い。

1人に使える時間はあまりにも短い。

 

出会いが増えれば失うものも多い。

永遠なんて存在しない。

いつかは終わりが来る。

 

失っていく中で今この手にあるものを。

これからの出会いを、精一杯抱きしめていきたい。

 

 

だから今、会っているこの瞬間を大切に。

出会えて良かったと思えるような人間に。

そんな出会いの価値を何倍、何十倍にもできるように。

 

ナンパでも仕事でも遊びでも何でも経験しまくって。

傷ついて、苦しんで、ボコボコになって。

 

それでも前を向いて。

 

男として魅力的な人間になって。

 

いつかは運命の人と心の底から繋がりたい。

 

 

『一期一会』という言葉にそんな想いを込めて。

 

 

今日も街に出る。

 

 

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コメント

    • ナンパ師マシーン
    • 2018.08.25

    テンポがすごいわ!

    完全になっちワールドに引き込まれました。

    彼女との関係は残念だけど、これからも記事楽しみにしてます!

      • なっち
      • 2018.08.26

      >>マシーンさん
      長くなる分、テンポやリズムは意識して書いてます!
      自分の世界が伝わったようで嬉しい限りです…!
      ナンパを続ける限りはブログも更新し続けたいと思います!
      ぜひまた見てやってください!

    • 35歳ナンパ師
    • 2018.09.04

    なっちさん、はじめまして。
    一年ぐらい前から、ツイッターをフォローさせて頂いてます。

    今回のブログも小説を読んでるみたいで感動しました。
    超美人がナンパに反応した理由を、聞き出して書いてくれるので、それも非常にありがたいです。
    なっちさんは文才もあるので、いつかナンパ本を出版してほしいです。

    そこでナンパについて、一つ質問なんですが、自分も低身長が悩みです。
    なっちさんはホテルで靴を脱いだ時に、どう対応されてますか?
    ドン引きされた経験などありますか?
    自分も無いものねだりで高身長女子がタイプなので、身長を盛ろうか迷っております。
    アドバイス頂けたら光栄です。

      • なっち
      • 2018.09.07

      >>35歳ナンパ師さん
      はじめまして!
      フォロー&ブログ読んでいただきありがとうございます!
      ためになるポイントがあってよかったです。
      いつか出せたら嬉しいですね笑

      身長は盛れるなら盛った方が絶対いいです!
      足切りされるのが1番の問題なので。
      ドン引きされた経験は今のところないです。
      バレるというか、靴抜いでから身長について言われたことは経験上少ないですね。
      もちろん自分から言う必要はなくて、全く気にせずに目の前の相手に集中していた方がいいです。

      10cmぐらい盛ってた時は「あれ?なんかちっちゃくない?笑」
      って言われたことも何度かありましたが、ホテル入る時点でほとんど関係性ができているはずなので、
      変に気にしなければ身長が原因で破綻することはまずないです。
      「いや、○○がでかくなったんじゃね?」
      って感じで余裕をもって流すイメージです。
      結論としては、『気にしてる様子を見せない振る舞いをする』ってことですかね!
      不安な気持ちもすごくわかりますが、自然に気にならなくなってくるかと思います!
      応援してます!!

    • 35歳ナンパ師
    • 2018.09.07

    懇切丁寧なお返事ありがとうございます。
    なっちさんの言葉と生き様には勇気づけられます!
    これからもお体に気を付けて、理想の自分を追い続けてください。
    自分も頑張ります!

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