ナンパを起点に理想の人生を追求する

心の底から繋がりたい(前編)-非モテコミットの先に掴んだ未来-

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純粋無垢な女の子

 

2018年7月。

真夏の昼下がり。渋谷。

 

前方に辺りを見回している子を発見。

 

ピンと来たら声をかける。

顔は見ていないが迷う必要はない。
条件反射だ。

 

 

 

あ、かわいい。

 

ロリ系お嬢様といったところだろうか。

 

なっち「迷子じゃん、大丈夫?」

女の子「あ、大丈夫です」

な「待って!困ってそうだったから」

女「スマフォの電源が切れてしまって」

な「充電のコードある?」

女「コードはあります」

な「おっけ、電源あるとこ探そう」

女「ありがとうございます」

 

バッテリー切れで充電場所を探しているようだ。

 

な「てか画面バキバキじゃない?」

女「あ、恥ずかしい。そろそろ変えたいんですよね」

な「すぐスマフォ投げるから笑」

女「投げないです笑」

な「落とす方な」

女「はい笑」

 

共有できるものを拾いながら軽く雑談。

 

・都内住みだが渋谷にはあまり来ない

・育ちが良い。雰囲気や言葉遣いからも伝わってくる

・30分後に友達と待ち合わせで少し焦り気味

・親切心で声をかけたと思われている(間違ってはないが)

 

な「てかやばいじゃん、待ち合わせどうするん」

女「頑張ります笑」

な「方向音痴なの知ってるよ笑」

女「バレました?笑」

な「今少し時間あるし充電できるカフェまで道案内するわ」

女「ほんとですか?」

な「渋谷マスターに任せろって!」

女「渋谷マスター笑」

な「まぁすぐそこだから」

女「近いんですね」

な「涼しいし雰囲気いいとこだよ」

女「いいですね」

な「こっちの方」

女「ありがとうございます笑」

 

いけそうだ。

タイミングが良かった。

 

驚いたのは透き通るような綺麗な声。

話し方にも品がある。

両方兼ね備えている子は珍しい。

心地良さが耳に残る。

 

声や話し方で印象は大きく変わる。

この子のお陰で再認識できた。

 

 

純粋無垢な女の子という印象。

名前はゆり(仮名)。

 

時間はない。

警戒心が強いわけではない。

 

即が目的なら直で個室に連れ出すのが良いだろうか。

だが、相手からの認識はナンパではない。

騙すような形は嫌だし、短時間で仕上げるのは難しそう。

何よりもっと知りたいと思う相手だった。

 

焦りながら即っても満たされない。

肉体的な繋がり、精神的な繋がり。

その両方が欲しい。

 

即には拘るけど即だけがナンパじゃない。

 

僕は相手と状況に合わせてゲームを変える。

あまり綺麗な話ではないが自分に正直でいたい。

自分のためにナンパをしているのだから。

 

 

心地良い時間

 

 

カフェに到着。

暑いからとしれっと自分もカフェに入る。

特に拒否はない。

 

この場所を気に入ってくれたようだ。

彼女は1つ1つの物に対する感度が高い。

 

彼女から見た世界は綺麗なのだろう。

子どものような感性を持っていた。

一方で、雰囲気は落ち着いていた。

 

そしてとても聞き上手。

何でも興味を持って聞いてくれる。

価値観を上手に肯定してくれる。

 

心地良さを感じた。

相手から学ぶことは多い。

 

 

狙ってやっていたのだろうか。

そんな戦略的なタイプには見えなかった。

やっぱり純粋で素敵な子という印象。

 

内面の美しさを感じる。

作られた美しさならば見抜けなかった僕の完敗だ。

 

予定通り30分で店を出る。

ゆりの方からまた遊ぼうと話があった。

楽しい時間にできたようだ。

 

お会計。

 

ゆ「素敵な所だった。ここはお礼させて」

な「楽しかったし俺が出しとくよ」

ゆ「そんな笑」

な「次会った時にでも奢って」

ゆ「いいの?」

な「おう、頼むわ」

ゆ「じゃあ次奢るね」

な「って言って二度と会わなかったりな笑」

ゆ「会うよ、お礼させて笑」

 

相手が出すと言ってきたら甘えることは多い。

だが、1%でもまた会える確率を上げたい相手だった。

 

次会った時に奢ってもらう流れにしてその場でアポの話に繋げる。

 

 

都合の良い解釈と非モテコミット

 

2週間後に会う約束をした。

 

できるならアポは早めに組むべきだ。

気持ちはいつ切れるかわからない。

期間が空くほど不確定要素は増える。

 

しばらくしてLINEは未読になる。

 

当日も未読が続く。
ブロックはされていない。
電話も出る気配はない。

 

 

あの日、スマフォはバキバキだった。

壊れてしまったのかもしれない。

修理中かもしれない。

 

 

今思うと笑ってしまうほど都合の良い解釈だ。

いつだって次会える保証はない。

 

 

また今度ね」

 

それはナンパにおいて最も信じてはならない言葉。

そのまま音信不通になった回数は数えきれない。

女性の気が変わるのは早い。

冷静にさせたら最後、無慈悲にブロックされる。

 

だが、食いつきは確かにあった。

連絡も入れずにキャンセルするような子ではない。

 

そう信じる自分は愚かだった。

 

 

「仕方ない。次行こう」

 

いつもの自分ならそう言ってナンパに出る。

今回は切り替えができなかった。

これが非モテコミットだ。

 

アポを決めた場所は渋谷。

時間も決まっていた。

頭の中で1つの可能性が芽生えた。

 

「もしかしたら以前連れ出したカフェにいるかもしれない」

 

冷静な判断ではない。

だが、可能性は0ではないと思った。

 

勝算がない未来にかける愚かさは知っている。

だけどたまにかけてみたくなる。

 

 

もちろんいくら経っても彼女は来ない。

もどかしさを感じながらカフェを後にした。

 

 

止められないザオラル

 

連絡が途切れた相手に再び連絡して復活させる。

それをザオラルと言う。

 

何の敗因もわからない。

次に生かすことすらできない。

何故かわからないのが1番嫌だ。

後味が悪くて引きずった。

 

来る者拒まず、去る者追わず。

それが基本方針。

だが、彼女が頭の中をチラつく。

 

 

何かネタができる毎にLINEを送った。

カフェ、メシ、動物、興味を引くもの。

撮った写真で関心がありそうなものを短文とセットで送る。

写真以外にもネタができたら送る。

 

今までの試行錯誤からLINEのノウハウは固まっていた。

 

自分の日常を切り取る。

相手が関心がありそうなものをサクッと送る。

 

雑に一斉送信することもあれば、相手に合わせて送ることもある。

それが僕のザオラルであり、日常的にLINEをスタートする手段でもある。

反応がよければその流れでアポも組める。

 

 

返信がないのは何かしら理由がある。

 

あまり圧迫するとチャンスを潰す。

送るのは週1回、多くても2回。

相手に合わせるなら返信が来そうな時間帯を狙う。

長文は煩わしい。基本短文。

 

スルーされるとお互いに後味が悪いので疑問形は使用しない。

他の誰かが送ってそうな内容も極力避ける。

 

「久しぶり!」

「元気?」

 

食いつきがなければ返信率は低い。

ザオラルとしては機能しにくい。

逆にスクリーニングや友達整理が目的なら有効。

 

 

実際は深く考えても無駄だ。

女性はタイミングによる要因が大きい。

 

いちいち未返信に怯えるな。

その中で反応があればラッキー程度の気持ちだ。

 

もちろんスルーが続いたら損切りする。

通常は3回、多くても5回。

だが、そんなルールを捨てて感情を優先してしまうことがある。

 

 

 

画像と緑の吹き出しは増え続けた。

その度に忘れようと考えた。

 

追いかける自分が情けなくなる。

嫌なら言ってほしい。

 

嫌と言うのにもエネルギーがいる。

だが、既読スルーにするかブロックすれば済むことだ。

 

何かしらの形でいい。

拒絶のサインを出してくれ。

僕を楽にしてくれ。

 

 

なぜあの日、好意をほのめかしたのだろうか。

 

どうしても納得ができなかった。

 

それでも返信は来ない。

 

 

彼女からの返信

 

 

8月も終わる頃。

 

「まじか!」

 

思わず街中で声を上げた。

ゆりから返信が来た。

 

ゆ「ドタキャンした挙句連絡とれなくてごめんね」

な「生きてた!笑」「心配した」

ゆ「心配かけてごめんね」

な「ええよ、忙しかったん」

 

 

そして再び未読スルー。

僕をからかっているのだろうか。

訳がわからない。

 

 

9月になって返事がきた。

 

ゆ「いつも音信普通になってごめんね」

な「ええよ」「夏休み終わっちゃうね」

ゆ「あと20日ぐらいある」

な「もう予定埋まった?」

ゆ「はんはんかなー」

 

この日は長くラリーが続く。

その勢いでアポを組んだ。

 

曖昧なまま日程だけが決まり、以降連絡はない。

アポ当日も音沙汰なし。

 

LINEしても未読のままだった。

弄ばれているのだろうか。

 

とうとう僕はLINEを送るのを辞めた。

 

 

だが、友達リストからは削除しなかった。

 

 

偶然のチャンスを掴み取る

 

10月になる。

 

ゆりのトップ画が変わっていることに偶然気づく。

プロフを変えると一時的に上に表示されるためだ。

 

プロフを変えた子がいたらチャンスだ。

その内容を触れたLINEを送る。

自分がどう見られているか気にする人は多い。

 

自分に関すること。

それは誰しもが関心のある話題。

僕の統計上、通常時よりも返信率は高い。

 

なんとなくの気分だった。

特に期待もせずLINEしてみる。

 

な「トップ画おしゃれじゃん」

 

ゆ「わ。ありがとう」

 

 

まだ繋がっていた。

女性は本当に気まぐれだ。

 

彼女がプロフをたまたま更新した。

その更新に気づいたのは偶然。

LINEを送ったのも偶然。

返信が来たのも偶然。

 

タイミングだろうか、巡り合わせだろうか。

偶然だろうがチャンスがあれば掴み取る。

そのままアポを組みにいく。

 

相手の提示する日程と自分の予定を見合わせる。

 

ゆ「今週の日曜日はどう?」

な「んーその日はびみょ」

ゆ「じゃあ来週かなー」

 

噛み合う日は来週だった。

だが、間を空けたくなかった。

なんとか予定を調整した。

日を改めてLINE。

 

 

「あ、まった」

「ちょうど日曜日空いたわ」

 

合わせにいくのではない。

偶然空いたように装う。

 

ここまで来たら絶対に会ってやる。

非モテコミットは加速していた。

 

だが、相手の前では見せてはいけない。

どんなに盛り上がっていても相手に悟られてはならない。

 

自分の好意<相手の好意

 

この関係は常に意識する。

褒めても下手には出ない。

決して媚びない。

 

 

三ヶ月ぶりの再会

 

アポ当日を迎える。

今回はLINEも繋がっている。

 

長かった。

気持ちが盛り上がり過ぎていることに気づいた。

そんな感情は無意識に出てしまう。

 

非モテコミットは決して悟られてはならない。

 

ペースを整えるためにあえて遅刻していく。

このくらいバチは当たらないだろう。

文句を言うような相手なら僕の見込み違いだ。

 

場所は新宿。

ちょうど日も落ちる頃。

 

 

僕は待ち合わせに向かう際に軽く電話を入れる。

理由は2つ。

・相手のことをはっきり覚えていないことが多い

・事前に会話しておくと会った時スムーズに話せる

 

 

な「もしもし。もうつく」

ゆ「ほんと?〇〇のとこいるよ」

な「待たせちゃって悪いね」

ゆ「大丈夫だよ」

 

 

見つけた。

 

な「久しぶり」

ゆ「ほんとに久しぶり笑」

な「もう存在しない人かと思ってたわ」

ゆ「そんな、本当にごめんね笑」

な「いいよ。」

ゆ「怒ってる?」

な「めっちゃ怒ってる。」

ゆ「え、ごめん」

な「うそ笑 行こっか」

ゆ「よかった笑」

 

表情に緩急をつけて。

最初の入りだけはイメージしていた。

おかげでスムーズに会話に入ることができた。

 

 

会った瞬間は相手も緊張している。

それを自分の手で解いてあげる。

 

 

そんな配慮はひかりという女の子から教わった。

 

自分がされて嬉しかったことを自分がする。

 

心が動かされた瞬間、感覚を忘れない。

 

そうして1つ1つを人から学んでいく。

 

繋がった人は僕の中で確かに生きている。

 

今までの出会いに感謝しつつ。

 

アポがスタートする。

 

中編

心の底から繋がりたい(中編)-価値観トークの意味と信頼関係-

 

 

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